目次
自己測定器を活用した血糖値の正しい測り方
血糖値の正しい測り方をマスターしておきましょう。正しく活用すれば血糖値のコントロールを誰でも簡単に行うことが可能です。
病院での血糖値測定と家庭での自己測定がベスト
血糖値は医療機関で測る方法と自宅で自己測定する方法の2つの方法に大別されます。
医療機関の検査と自己測定は最強の組み合わせ。病院の検査だけでは不透明な部分を、自己測定の結果がクリアにしてくれることもあります。
血糖値を把握するためにも健康診断は必須
血糖値は年齢が上になるほど高くなる傾向があり、年齢を1歳重ねると糖尿病の発症リスクが2%も高くなります。
去年と比較した血糖値を毎年チェックする必要があります。健康診断で血糖値も調べることができるので、糖尿病対策の大前提としても年に1回は必ず受けましょう。
糖尿病のリスクがわかる血糖値の指標
血糖値を調べ糖尿病のリスクをチェックする方法はたくさんあります。常に変動する血糖値を正確に捉えることは簡単ではありません。
そのため、ひとつの検査だけで全貌を把握することはできません。複数の検査を受け、色々な角度から調べることが重要です。
- 空腹時血糖値:絶食状態で測定する検査
- 随時血糖値:自由なタイミングで測定する検査
- 75g経口ブドウ糖負荷試験:食後高血糖をチェック
- 1,5-AG:過去数日感の血糖レベルを調べる検査
- グリコアルブミン(GA):直近2週間の血糖レベルの平均を調べる検査
- HbA1c:1~2ヶ月の平均を割り出す検査
- 尿酸検査:尿に混ざる糖を調べる検査
自分でできる血糖値の測り方
病院の検査だけでは分からないこともたくさんあります。自宅でも普段から血糖値を測ることが糖尿病の予防と改善に絶大な効果を発揮します。
多忙な方にゆびさきセルフ測定室が便利
病院の検査は基本的に平日に受けつけているので、仕事をどうしても休めない方もいらっしゃいます。
多忙な方にもおすすめなのが、最近急増している薬局の血糖値測定サービス「ゆびさきセルフ測定室」です。現在、全国に1,500ヶ所以上の薬局やドラッグストアが測定室を設置。東京都内でも120件も施設で血糖値を測定することができます。
~東京都内で血糖値を測れる薬局、ドラッグストア~
ココカラファイン薬局/ウエルシア薬局/日本調剤薬局/薬局マツモトキヨシ/田辺薬局/トマト薬局/ファーマシー薬局/ケイ薬局/みどり薬局etc…
ゆびさきセルフ測定室で測れるのはHbA1cだけ
近くの薬局、ドラッグストアで血糖値を測定できる「ゆびさきセルフ測定室」は、忙しくて病院に行けない方にとっても頼れる存在です。
ただし、測定できるのは、検査する日から遡って1~2ヶ月の平均値を割り出すHbA1cだけです。
HbA1cが6.5%以上なら糖尿病の疑いが濃厚なのですぐに受診する必要がありますが、予備軍の段階だとそこまで数値が高くならないこともあります。
また、食後高血糖や夜間低血糖などピンポイントで起こる血糖値の異常を見抜くことはできないので、情報として不十分と言えます。
自己測定器があれば安く小まめに測定できる
血糖値をコントロールするためには、自分の血糖値の変動を正確に把握することが大切です。肥満や年齢など糖尿病の複数のリスクが重なっている方は、できるだけ早く血糖値対策に取り組む必要があります。
薬局の測定サービスでは平均的な数値しか分かりませんが、自己測定器があれば食後の高血糖や夜間低血糖の疑いも手軽に調べることができます。
健康診断で行われる血糖値の検査はHbA1cや空腹時血糖値。食後血糖値などの異常は見逃されてしまうことがあります。病院の検査で足りない部分は自己測定で補いましょう。
正しい血糖値自己測定の測り方
血糖値の自己測定器を活用すれば、自宅でも精密検査に近いリアルな情報を集めることができます。
血糖値自己測定とは
血糖値は食事や運動、ストレスなど様々な要因の影響を受けやすいので、診察の時に分かった情報だけでは不十分です。
そのため、血糖値を厳格にコントロールする必要があるインスリン注射治療中の患者さんにも、血糖値の自己測定を行うよう指示されます。
最近は糖尿病の予防、病気の進展を防ぐため、血糖値の問題が深刻化する前に自己測定を始める方が増えています。
血糖値の自己測定で分かること
血糖値測定器を使うことで、自宅でいつも通り日常生活を送りながら血糖値の変化を追いかけることができます。1日の自然な流れの中で得た血糖値のデータは、担当医が治療する上でも役立ちます。処方する薬の種類、量を決める時も、自己測定の結果を参考に微調整することができます。
血糖値のサプリメントを飲む時も、効き目を数値で確かめることができ、自分に必要な成分を数字としてチェックすることも可能です。
(当社でも業界最安値の血糖値測定器エイコンを扱っているので、糖尿病のサプリを一緒に購入されるお客さまが急増中。複数のサプリで迷った時にも自己測定の情報が役立ちます)
~血糖値自己測定のメリット~
①1日の血糖の変化を自分で正確に知ることができる
※一般的な健診では実施されない食後高血糖もチェック可能
・どんな食事をすると血糖値が上がりやすくなるのか
・どのくらい運動したら血糖値が下がるのか
・仕事がある日の血糖値が高い(ストレスの影響)
②お医者さんも薬物治療の計画を立てやすい
・薬の効き目はある?ない?
・低血糖など副作用は出ていないか
③サプリや運動の効き目も確認できる
④健康意識が高まり、やる気につながる
(暴飲暴食、運動不足の時も具体的な数値の変化でマイナスの影響も実感できる)
⑤シックデイや他の病気の早期発見早期治療
⑥合併症の予防、改善効果
⑦病院の検査を受ける待ち時間を短縮
⑧費用も病院の検査より安い
血糖値の測り方
家庭用の血糖測定器はどれもびっくりするほど進化しています。小型化、軽量化、薄型化はもちろん、初心者でも簡単に操作できるよう操作性や画面の見やすさ、扱いやすさが徹底的に工夫されています。看護婦さんがいなくてもまったく問題ありません。
血糖値測定器は3種類に大別できますが、もっともメジャーなSMBGの測り方をお伝えします。
針を使わない血糖値測定器の弱点
自宅で使う簡易血糖値測定器はSMBG、OGM、FGMの3タイプがあります。一番オーソドックスな測定器が、穿刺器で血液を採取して血糖値を調べるSMBGです。
針を使わないOGBやFGMは、血糖値ではなく間質液中のグルコース値で測定するため、正確な結果を求める時は結局SMBGで採血して調べなければなりません。
- SMBG:穿刺して測定。血糖変動の全体を把握することは難しいものの、ピンポイントで正確な血糖値を測定。
- CGM:血糖値スパイクや夜間低血糖に気づく手助けになる測定器。ただし正確性を保持するためにはSMBGによる実測血糖値による較正が必要。センサー代も高額。
- FGM:最長14日間のグルコース値を連続記録可能。血糖値スパイクを見つける補助的な測定器。測定値と症状が一致していない時はSMBGによる指先測定が必要。センサー代も高額。
血糖値の測定手順
血糖自己測定器の使い方はびっくりするほど簡単です。
- よく手を洗って乾かしたあと、採血
- 穿刺具に針を、測定器にセンサーをセット
- 指先を消毒して乾燥させる
- 穿刺し、センサーに血液をつける
- 数秒で結果が出る
血糖値を測定する時の3大注意事項
血糖値は正しい測り方で測定しないと、正しい結果を得ることはできません。血糖値自己測定器に慣れないうちは特に注意しましょう。
注意事項1:無理にしぼり出したらだめ
無理にしぼり出すと、間質液(細胞の液)が血液に混ざり、正しくない数値が出てしまうことがあります。血液が出にくい時は指の付け根から穿刺部位に向かい、ゆっくりと指を揉むようにして出して下さい。
注意事項その2:血液の二度付けはだめ
血液の量が足りない時も、二度付けはNG。一度で十分な血液量を吸引するのがポイント。血液が丸くなるように出し、センサーの先端を上からそっと血液の表面にあてて吸い込ませます。
注意事項3:濡れている状態で測定はだめ
測定部分に汗、水がついていると正しい数値が測定できません。消毒液がついている場合も乾かしてから測定する必要があります。
血糖値自己測定の結果をフル活用する方法
自己測定を始めたら、測った結果を最大限活用しましょう。毎日続けることで自分の血糖値変動のパターンが判明したり、医師へデーターの提出は有効な資料になります。
ポイント1測定結果を記録
血糖値を測定したら、その時「高い」、「低い」と感じるだけではなく、記録しておきましょう。治療中は主治医に記録を見せ参考にして貰います。
ポイント2色々な時間帯に測定する
血糖値の正確な情報を集めるためにも、毎日同じ時間帯に測定することが重要です。できれば食事の前後、寝る前など細かく測定することで、隠れた高血糖の早期発見に繋がります。
ポイント3血糖変動の要因を見つける
血糖値が激しく変動した時、背景に潜んでいる原因を探りましょう。特に思い当たることがなくても、あとから記録を読み返すと特定の要因に結びつくこともあります。食事以外の変動するパターンを知っておくことが大切です。
ポイント4測定前に結果を予測してみる
予測を繰り返すことで、血糖値を測定しなくても大体の変動パターンが読めるようになります。外出先など普段と違う状況でも血糖値の変動を察知できるよう、測定する前に結果を予測する練習にもトライしてみましょう。
ポイント5測定結果を冷静に受け止める
血糖値は本当にデリケートで、時に理由が分からず高血糖になることもあります。頑張っているのに思うような数値が出ないとがっかりしてしまいますが、測定結果に振り回されてピリピリしてしまうと新たなストレスを生み出す原因になります。
冷静に受け止め、淡々と毎日の測定を繰り返し、記録を積み重ねることが重要です。
血糖値の測り方でよくある疑問
血糖値の測り方で大勢の経験者が疑問に思うことをまとめました。数あるメーカーの中でも当社エイコンの測定器が絶賛されている理由も併せてお伝えします。
測定時に痛いのでは?
自己測定で血液を採取する時、ほとんど痛みを感じません。
医療機関の血液検査は、腕から採血します。この時、大体2~6mlの血液が採られます。1度の採血で複数の検査項目を調べる場合、どうしても採血量が多くなります。
一方、家庭用測定器は微量の血液で測定可能。採血量が少ないほど痛みも感じにくいので、できるだけ検体量が少なくて済むメーカーを選びましょう。
当社エイコンの測定器が「痛くない」と評判なのも、検体量がたった0.4μℓと少ないため。また、針が太いほど痛みも強くなりますが、エイコンの針は極細30Gと業界トップクラスの細さ。針が細く採血量も少ないので、口コミでも「ほぼ無痛!」と評判です。※(1ml=1,000μℓ)
~測定器の検体量~
- エイコン → 0.4μℓ
- メディセーフフィット(テルモ)→ 0.8μℓ
- ワンタッチウルトラビュー(ジョンソン&ジョンソン)→ 1.0μℓ
- メディセーフミニ(テルモ) → 1.2μℓ
※μℓ(マイクロリットル)=1/1000㎖(ミリリットル)
血糖値測定器は高い?
血糖値測定器の本体は通常1~2万円します。最安値でも穿刺器などすべて揃えると最低5,000円前後。しかも、測定時に使うセンサー代が1回100円前後かかるメーカーが大半です。
センサーを業界最安値の39円~販売している当社エイコンでは、本体はもちろん、針や穿刺器もセットにして最初にプレゼントしています。高い測定器ばかりではありません。
血液をうまく出せない時は?
どうしても血液が十分に出ない場合は別の部位を穿刺する対策、穿刺器具の穿刺レベルを変える対策が有効です。
当社エイコンの測定器は指先以外でも穿刺することができます。また、穿刺レベルも11段階。普通の器具では穿刺しにくいと感じる方にもおすすめです。
~穿刺具の切り替え段階~
- エイコン → 11段階
- ワンタッチウルトラビュー(ジョンソン&ジョンソン) → 7段階
- ワンタッチベリオビュー (ジョンソン&ジョンソン) → 7段階
- メディセーフフィット(テルモ) → 7段階
- メディセーフミニ(テルモ) → 5段階
1日何回血糖値を測れば良い?
血糖値変動を追いかけるなら、最初は1日7回の測定を行うのが理想的です。朝食、昼食、夕食の前後と寝る前の合計7回血糖値を測りましょう。
糖尿病の教育入院や血糖コントロール入院でも1日7回の測定が基本です。食後30分、1時間、2時間の数値をチェックすると食後高血糖の問題を詳しく調べることができます。
自宅でも精密検査レベルの情報が得られるところが、自己測定の大きなメリットです。エイコンの測定器は消耗品のセンサー代が業界最安値の1枚39円~ランニングコストも大幅に抑えることが可能です。
~血糖値測定器のセンサー代(1枚あたり)~
- エイコン → 41円~
- アキュチェックアビバ(ロシュ・ダイアグノスティックス)専用センサー:127,4円~
- フリースタイルメーター(ニプロ)専用センサー:146.8円~
- グルコカードGブラック(アークレイ)専用Gセンサー:151.2円~
- ワンタッチウルトラ(ジョンソン&ジョンソン)専用LFSクイックセンサー:151.2円~
センサーは通販で買えない?
国内ではセンサーを通販で買うことはできません。通販で購入できるのは本体と穿刺器、針だけ。従って、センサーは体外診断用医薬品を扱う指定薬局で買うしかありません。
しかも、薬局では基本的にお取り寄せになるので、届くまで1ヶ月近くかかることもあります。
当社エイコンのセンサーはアメリカ製なので個人輸入サイトですべて通販可能です。定期購入していただけると毎月確実届き、「消耗品が切れて測定できない!」ということもありません。
「薬局は定価販売だから高い」、「クレジットカードが使えないのが困る」なんて不満もよく聞きます。