テーマ:糖尿病

糖尿病と爪の関係|爪の小さな異変も見逃すな!

糖尿病と爪に関する基礎知識

弊社の商品開発チームの医師監修
Q. なぜ糖尿病患者は爪に症状が出やすいのですか?
A. 血糖値がコントロールできなくなることで足の血管が狭くなり、身体の末端にある爪などには栄養が届きにくくなり、状態が悪化するからです。

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糖尿病になると爪に変化が現れるのか?

糖尿病は血液や神経の働きを悪化させます。ところが、即座にひどい症状が出ることが少ないため、検査するまで発見できない場合が多いのです。

しかし糖尿病になりかけの初期症状のひとつとして、爪の状態の悪化があげられます。ではそれは一体どんな状態なのでしょうか。

糖尿病の初期症状は全身に現れる

糖尿病の初期症状は「これ」といって特定しにくく、どちらかというと全身のあらゆる部分に軽微ともいえる症状として現れます。

疲労具体的には、

  • のどの渇き
  • 頻尿
  • 空腹感
  • 疲労感
  • 目のかすみ
  • 皮膚の乾燥やかゆみ
  • 手足の感覚が低下やピリピリした痛み
  • 性機能の低下(ED)
  • 傷や出血が治りにくい

などのものが糖尿病の初期症状で、代表的なものです。

これは多くが神経や血液の問題から発症し、特に手足の末梢神経のトラブルが関係しています。そのため、指先などの感覚がおかしくなるのが、比較的糖尿病の初期症状としては一般的なものとなるでしょう。

それ以外にも、以前と比較して喉の渇きがひどく摂取する水分の量が急激に増えたり、その結果頻尿になるというのも糖尿病初期症状の例となります。

爪に症状が現れるのは末端まで栄養がいかないから

さて、上記の症状の他に現れるのが、今回のテーマである「爪」の変化です。

爪というのは人の栄養状態によって変化する部分となります。そのため『爪の異常=糖尿病の初期症状』とは限らず、爪の状態が悪くなった時には糖尿病を含むいろいろな病気を疑うことが大切です。

糖尿病によって爪に異常が現れるのには、以下のような理由があげられます。
糖尿病は、インスリンの分泌、作用が低下することで、血糖値が上がる生活習慣病です。血糖値がコントロールできなくなることで、足の血管が狭くなり栄養が十分に行き届かなくなってしまいます。

特に爪のように身体の末端にある部位はその影響を受けやすく、爪に栄養が届かなくなるため状態が悪化してしまうのです。

手の爪より足の爪に現れることが多い

では、糖尿病の初期症状として現れる爪の異常は、手と足のどちらに現れるのでしょうか。

一般的には手の爪よりも足の爪の方に、異常が現れることが多くなります。ですから、糖尿病のチェックのために爪を見るのであれば、足の爪を確認してください。

また、足の爪に異常が現れたら、糖尿病を疑ってもよいでしょう。具体的にどのような状態になるのかは、次に説明していきます。

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糖尿病の初期症状として爪に現れる変化

糖尿病の初期症状をチェックするためには、足の爪の状態をチェックするのがよいのですが、では具体的にどのような状態になるのでしょうか。

爪の異常の状態はいくつか種類がありますから、ひとつずつ見ていきましょう。

爪肥厚(爪が異常に厚くなること)

爪肥厚(そうひこう)とは『爪が分厚くなった状態』のことを指します。

この症状が出ると、爪が割れやすくなったり、場合によっては爪が剥がれてしまったりするのです。さらに爪が割れたり剥がれたりすると、そこから雑菌が入り化膿してしまい、さらにひどい症状になってしまう可能性があります。

この症状は糖尿病の初期症状の他に、長時間にわたって爪が圧迫されたり、水虫の一種である白癬菌に感染した場合にも出ます。糖尿病になると免疫量が低下しますので、白癬菌に感染しやすくなってしまうのです。

巻き爪

巻き爪とは文字通り爪が巻いた状態になってしまうこと。爪の端が内側に曲がってしまい、指の肉に食い込んでしまいます。

爪にはもともと巻いてしまう性質がありますが、これがより顕著に現れるのが巻き爪の症状です。巻き爪がひどくなると指先に傷がついてしまい、化膿や炎症を起こしてしまいます。

糖尿病による巻き爪もまた、爪に栄養が行き渡らずに正常に伸びなくなってしまうことが原因です。糖尿病の他に、深爪や靴のサイズが合わないと巻き爪になってしまいます。

白く濁ったり線が入る

糖尿病の初期症状としての爪の異常に、白く濁ったり、爪に白い線が入ってしまうという状態もあります。

これもまた、糖尿病によって爪にまで栄養が回らずに成長が均一でなくなり、濁りや白線が出てしまうのです。

爪が変形する

その他に、爪の段差などといった、爪の変形も糖尿病によってあらわれる爪の異常です。

これらの症状は、爪切りの際の深爪や、立っている時や歩いている時の姿勢と足の向き、そして靴のサイズが合っていないなどといった原因でも起こりますので、もし爪の異常を発見したら、姿勢や靴のサイズにも気をつけてみたほうがよいでしょう。

いずれにせよひとつひとつの症状は、それ自体によって足の指を傷つけてしまうこともありますので、姿勢や靴を見直し、爪が正常になるように対処したほうがよいです。爪切りの際に深爪をしないよう気をつけることも大切です。

糖尿病患者が爪に異変を感じたらどうすればよいのか

さて、爪の異常が気になり始めたら実際には何をすればいいのか。いうまでもなくそれは、糖尿病の検査です。検査は一般的な内科の病院で行えますので、爪の異常に気づいたらまずは主治医や最寄りの病院に行きましょう。

糖尿病の検査は基本的に採血だけでできますから、気負わずに医師に相談してみてください。その日すぐに検査できる場合と、病院によっては検査に予約が必要な場合もありますので、事前に予定を確認しておくとよいでしょう。

異変の原因を確認するためにまずは糖尿病の検査を

もし爪に上記のような変化が起きたらどうしたらいいのか。自分だけの判断では何もわかりません。まずは医師の診断を受けてください。糖尿病は血液検査で大体の判断が可能です。これは血中のブドウ糖の値(血糖値)を調べる検査となります。

事前に予約して医師の元を訪問すれば事前に必要な指示などはその時にしてもらえるはずですが、もし急に検査を受ける場合は「空腹時血糖値」という空腹時の血糖値を検査する場合もありますので、病院に行く前には食事を取らずにいた方がよいでしょう。

ここで検査するのは一般的な血糖値と「HbA1c」の値です。これが一定の数値以上になっていると、糖尿病という検査結果となります。

検査の中には時間経過とともにどの程度血糖値が変化するかを確認するものもありますので、その場合は検査時間がある程度必要になります。

足の爪の異常を放置するとどうなるのか

足の爪の異常を放置することで起こりうる問題は、二つあります。

一つは、早期にできたはずの糖尿病の発見が遅れてしまうこと。もう一つが、爪の異常が悪化してしまうことです。

せっかく爪の異常に気が付いたのですから、それが糖尿病の初期症状として発症したものなのか、それともそれ以外の問題なのかを、ぜひ医師の診断を受けて明確にしてください。

糖尿病は放置すればするほど深刻化し、早期に発見できれば症状の悪化を少しでも抑えることが可能となります。

仮に糖尿病でなかったとしても、爪の異常はそのほかの病気の前兆であったり症状であったりもしますので、しっかりと原因を突き止めましょう。

爪の状態自体も、きちんと適切な処置をしなければどんどん悪化してしまう可能性があります。糖尿病の検査とともに、爪自体もそれ以上悪化させないためにどうしたらいいかを医師に相談してみるとよいでしょう。

糖尿病による爪の疾患を悪化させない方法は?

糖尿病で爪に異常が出て、爪が異常に厚くなったり巻き爪になったり、あるいは爪が変色、変形してしまうと、爪が割れたり指に爪が食い込んで出血するなどのトラブルに発展します。

これは糖尿病を発見するという意味では、他の自覚症状よりもわかりやすく早期発見にもつながるわけですが、爪自体のトラブルを放置しておくと、さまざまな問題へと発展しかねません。

そのため、糖尿病の治療は当然ですが、爪自体のトラブルに対してもきちんと対処しておかなければなりません。
特に糖尿病が万一悪化した状態になっていると、足の神経が弱り感覚がなくなっているケースも考えらえます。そうなると爪による傷に細菌が入っても気がつかず、最悪の場合足の切断という可能性すら出てくるのです。

爪切りなどの際に爪の状態をチェック

足の爪の状態をチェックすることこそ、糖尿病が原因の爪のトラブルを悪化させないための有効な方法です。

足の爪のチェックは毎日頻繁に行う必要はありませんが、爪切りをする際には爪の状態を注視し、
• いつもよりも厚くなっていないか
• 巻き爪になっていないか
• 指に爪が食い込んでいないか
• 爪が白濁していないか
• 爪にヒビや筋が入っていないか
• 変形していないか
などを、きちんと見ておきましょう。

チェックするためには、正常時の自分の爪がどのような状態かを知っておく必要があります。そのため、普段から自分の爪がどんな色か、どんな厚さかなどに気をつけて見ておくとよいでしょう。

正しい爪の切り方を知っておく

深爪などで指先や爪を傷つけてしまうと、そこから細菌が入りひどくなると下肢切断という最悪の状況にまで悪化しかねません。

そのようにならないために、万一爪の状態が悪くなってしまったら爪の切り方に注意するようにしましょう。

特に爪が厚くなってしまう爪肥厚や巻き爪になると、爪が切りにくくなってしまいます。そこで無理に切ると爪が破損したり、あるいは切らずに放置して伸びきってしまった結果爪が割れたり、伸びた部分が爪皮膚に食い込んでしまったりします。

もしそのような状況になったら、あるいはなる前に主治医にかかり、爪の切り方を指導してもらうとよいでしょう。

爪の切り方の基本は、まず爪を『四角』に切り、角をヤスリなどで丸く整える『スクエアオフ』という手入れの仕方が基本となりますので試してみてください。

足を清潔に保つ

足の潰瘍、あるいは壊疽(えそ)の原因となるのは、外部からの細菌の侵入です。明らかに怪我をしているのであれば気をつけるかもしれませんが、爪の異常により小さな傷や爪の割れが起きているのに気づかず、そこから細菌が侵入してしまうということも考えられます。

そのため細菌の侵入を防ぐために、糖尿病で爪に異常が見受けられたら足を常に清潔に保つことを心がけてください。

足を洗う方法としては、石鹸などをよく泡だててスポンジやタオルなど柔らかい素材のグッズで足をよく洗うなどです。その際に足の指の間、爪などもしっかり洗っておきましょう。

保湿クリームなどでのケアも有効ですが、あまりにしっとりしすぎると水虫の原因にもなりますので注意してください。

また、爪や足に傷やひび割れがある場合は、ケアの仕方を主治医に相談してみましょう。

足の清潔さをキープするためには、靴下の着用も有効です。素足のままでは細菌に触れやすくなってしまいますが、清潔ではき心地のよい靴下を履けば細菌の感染を防ぎやすくなります。

余裕を持った靴を使用する

靴のサイズも爪や足のケアにとっては重要です。サイズ違いの靴を使用し続けると、足の血管や神経を圧迫してしまったり、指や爪が押しつぶされて傷ついたり爪が変形、あるいは割れてしまったりします。

爪の異常を感じたのであれば、靴の形状やサイズを見直して、自分の足にフィットした靴を履くようにしてください。専門のシューフィッターやシューズショップの専門スタッフに相談して、自分の足にぴったりの靴を見つけるとよいでしょう。

まとめ

爪というのは健康状態をチェックする上でわかりやすい部位で、糖尿病を患うと真っ先に異常がわかる部分の一つが爪だといえます。

糖尿病は自覚症状が少なく、発見がどうしても遅くなりがちな病気です。そのため、爪のように症状がわかりやすい部位に異常が起きて早期発見できれば、いち早く糖尿病の治療を進めることができます。

もし今回紹介したような爪の異常に気が付いたら、できるだけ早く糖尿病の検査を受けてみてください。

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この記事の監修ドクター
自然療法医 ヴェロニカ・スコッツ先生
アメリカ、カナダ、ブラジルの3カ国で認定された国際免許を取得している自然療法専門医。
スコッツ先生のプロフィール
https://gluco-help.com/media/lose-weight-diabetes27/

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