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血糖値とは血液中のグルコースのことで異常があると様々な困難が生じます

糖尿病のリスクを上昇させる血糖値とは

血糖値が高くなると、糖尿病のリスクが上昇します。糖尿病を発病してしまうと、身体の健康を損ねるだけではありません。失職、転職リスクまでもが上昇します。

現在、糖尿病治療と仕事の両立で苦悶している患者さんは大勢います。転職、退職せざるを得ない状況まで追い込まれないよう、早い段階でできる予防、改善対策に取りかかることが当面の日本における課題です。

食後2時間で下がらないとヤバイ? 糖尿病リスクがわかる血糖値とは

血糖値は常に変動しているため、多少上がったり下がったりするのが自然な状態です。

しかし、血糖値が高い状態が続く、あるいは一定の条件で急上昇するとなると、糖代謝異常が起きている恐れがあります。高血糖状態が継続すると糖尿病になる確率も高くなります。

血糖値とはグルコース濃度のこと

血糖値は、外側からは見えない身体の状態を教えてくれる指標で、血液中のグルコース(ブドウ糖:bs)の濃度を指し示すもの。

血糖値は高い方が悪い印象がありますが、高すぎても低すぎても問題が生じます。健康バロメーターとも言える指標です。また、糖尿病など生活習慣病を発症しているかどうか診断する目安にもなります。

血糖値を高くするインスリンとは

食後は誰でも血糖値が高くなります。ただ、血糖値が上がると膵臓からインスリンというホルモンが分泌され、徐々に下がるようになっています。

血管通常、元の数値に戻るのは2時間前後。ところがインスリンの量や働きに問題が生じると、血糖値がいつまでも下がらず血液も濃い状態になり、様々な問題が生じます。

血液中のグルコース濃度が高いと血管に強い負担がかかるので、糖尿病はもちろん眼や腎臓、神経までボロボロになり、病気を発病しやすくなります。

高血糖だけではなく高血圧や高脂質も連鎖する

血糖値が高いだけでも大きな問題ですが、慢性的に高血糖になる時は血圧や脂質にも異常が起きている可能性が大きくなります。

高血糖・高血圧・高血中脂質の3つが連鎖する3つのリスクに見舞われる恐れも十分に考えられます。

リスク要因が1つ増えればそれだけ危険性が増大します。動脈硬化など深刻な状態に陥る前に、真面目に生活を改めましょう。高血糖・高血圧・高血中脂質リスクに共通している要因が、インスリン抵抗性です。

インスリンの働きが悪くなると、食べ物から取り入れた栄養が余ってしまっている状態になります。行き場を失った栄養の塊が血管にぶつかり、血管内皮に無数の傷が付きひどくなると血管がボロボロになってしまいます。

ダメージが蓄積されることで血管に障害が起き、動脈硬化などの大血管症を発症します。

糖代謝異常で発症する糖尿病とは

糖尿病になっても即座に命が奪われることはありません。しかし、糖尿病が進行するほど合併症リスクが高くなり、これまでと同じように生活するのが難しくなります。

通院回数が増え、退職や転職という選択肢を突きつけられることも充分に考えておく必要があるのが糖尿病です。

糖尿病はインスリンと血糖値の病気

何らかの理由でインスリンに問題が生じると、糖尿病になります。血糖値を下げるインスリンの量が足りないケース(インスリン分泌不全)と働きが悪いケース(インスリン抵抗性)がありますが、働きが悪く分泌量も致命的に足りないケースもあります。

いずれにしても、食事のエネルギーを代謝できなくなるので、血液に含まれるブドウ糖の量が異常に増えてしまいます。その結果血液がドロドロになり、全身に張り巡らされている血管を傷つけるようになってしまいます。

正常高値や境界型でも油断大敵!高血糖が呼び寄せる怖い合併

糖尿病を発症すると、合併症リスクも急上昇します。糖尿病の3大合併症とされる糖尿病網膜症、糖尿病腎症、糖尿病神経症の他、動脈硬化や心筋梗塞、脳卒中などの合併症、併発症も起こりやすくなります。

正常高値(100-109mg/dl)、境界型(110-125mg/dl)の段階で発症率が高くなる病気もあるので、油断することはできません。

糖尿病のせいで失業の可能性

糖尿病になっても、病気が理由で職業が制限されることはありません。しかし、血糖コントロールが良好ではない場合や重度の合併症を発症している場合、無自覚性低血糖を起こす恐れがある場合は、意識を失って本人はもちろん周りの人間に危険を及ぼす可能性を否定できません。

運転公共交通機関や車の運転、飛行機の操縦、高所での作業を伴う職業、潜水士などは退職せざるを得ない状況に陥ることも考えられます。

近年、20代、30代の若い年齢で糖尿病になる患者さんも増えていますが、血糖コントロールの成果によっては就業時に病気がハードルになる可能性もあることを頭に入れておかなければなりません。

血糖値の異常で通院回数が増える

血糖コントロールがうまく行ってもいても、糖尿病や予備軍になると発症や病気の進展を防ぐため、しょっちゅう通院することになります。

血糖値に異常が起こると医療費が増えるだけではなく、通院回数も倍増するので「職場に居づらくなる」と悩む患者さんも少なくありません。

糖尿病腎症になり人工透析を始めると、1回4時間の治療を週に3回行います。今まで通り働くのが厳しくなることも予想されます。

また、風邪やインフルエンザなど感染症にかかりやすくなるので、度重なる病欠に悩んでいる患者さんも大勢いらっしゃいます。

~糖尿病になると発病しやすくなる病気と診療科~

  • 網膜症:眼科
  • 腎症:腎・高血圧内科、人工透析内科
  • 神経障害:足の壊疽などは整形外科
  • 脳卒中:脳血管内外科
  • 心筋梗塞:循環器内科
  • 感染症:内科(女性は膀胱炎リスクも高くなるため泌尿器科、婦人科の通院も)
  • 認知症:もの忘れ外来、認知症外来
  • 肺炎:呼吸器内科
  • 歯周病:歯科
  • うつ病:心療内科、精神科
  • 骨粗鬆症:骨粗鬆症外来、整形外科
  • 水虫:皮膚科

血糖値の異常が判明しても7割は治療しない

血糖値の異常は普段の仕事にもダイレクトに関わってくる重要な問題です。多くの人が治療していないからと安心してはいけません。

治療を受けているのはたった3割

血糖値が高くなり、糖尿病や合併症のリスクが身近に迫ると、仕事に支障をきたすほど通院回数が増えます。

予備軍の段階より発病後の通院回数の方が増えることは間違いありません。場合によっては入院する場合もあります。

とにかく、普段通りの生活を送るためには真面目に治療するしかありません。ところが、血糖値の異常や糖尿病が見つかっても、きちんと治療を受けているのは全体のたったの3割です。

自覚症状が出にくい血糖値の異常

血糖値の異常を発見しても放置する方が多いのは、自覚症状の乏しさが影響しています。しかし、その後進行して糖尿病を発病してしまったらどうなるのか真剣に考える必要があります。

低血糖の発作が起きると強い脱力感や痙攣発作など分かりやすい症状が出ますが、高血糖になっても相当血糖値が上昇しない限り、いつもと違う明らかな症状は出ません。

例えば血糖値が300mg/dlを超えて明らかに基準値をオーバーしても、症状が出ないことは珍しくありません。

もし身体に異変があっても、疲労感や皮膚の乾燥、頻尿など「気のせいかな? 」と見過ごされやすい症状しか出ないことが多く、本人や家族も「何が何でも治さなければ」という気持ちになりにくいのかもしれません。

血糖値の問題を放置すると悪化する

糖尿病は風邪とは異なり、何もしなくても自然治癒する病気ではありません。血糖値の異常が起きている以上、何らかの原因を抱えていることは間違いありません。

接待生活習慣の改善や薬で原因を改善しない限り、血糖値は上昇し続ける一方です。ただ、内心焦りつつ、「ちゃんと検査を受けたいけれど仕事を休めない」、「接待でお酒をやめられない」と本人の意思だけではどうしようもない状況にいるケースもあります。

糖尿病を発症しやすくなる50歳前後は、ちょうど働き盛りの年齢。責任ある立場にいるため、気軽に仕事を休めない方もいらっしゃるでしょう。

しかし、引き返せる段階で真剣に取り組まなければ、足の切断や失明など厳しい選択肢を突きつけられる日もそう遠くありません。

血糖値が高くても医者は厳しく言わない

「お医者さんに怒られてからアクションを起こそう」と考えている方もいらっしゃるでしょう。でも、実際には糖尿病発症後も担当医から厳しく指導して貰えるとは限りません。

なぜなら、現在予備軍を含めると糖尿病関連の患者さんは2,000万人超え。特に中高年の患者さんは数え切れないほど大勢います。

医師も口頭では注意するでしょう。診療時間が限られていることもあり、1人1人に熱く指導する余裕はありません。医者に尻を叩かれるのを待っているより、自発的に行動することが大切です。

血糖値が正常かどうか調べるには

血糖値対策で真っ先に取りかかる必要があるのが、血糖値の測定です。現状を正確に把握することが重要な課題になります。

早い段階でアクションを起こせば、その分自分の人生を守ることになります。特に男性は仕事を失うことで経済的にも精神的にも大きなダメージを負うため、後から後悔しないよう真剣に血糖値問題と向き合う必要があります。

健康診断で異常なしなのに糖尿病とは

年に1度の健康診断で「異常なし」だったのに、糖尿病の問題が突如浮上することもあります。

なぜなら、一般的な健康診断で実施されるのは空腹時血糖値とHbA1cの2種類のみで、2つの検査では見つけにくい血糖値の異常もあるからです。

例えば、食べた直後に血糖値が急上昇する食後高血糖も、血管をボロボロにして合併症のリスクを上昇させる異常のひとつです。お腹が空いている状態では血糖値も基準値なので、専門の検査を受けない限り見つかりにくいところが厄介です。

また、夜寝ている間に血糖値が激しく下がる夜間低血糖も、通常の検査ではまず見つからないトラブル。しっかり眠ることができないため、疲労や倦怠感が残り、翌日の仕事に悪影響が及びやすいことも分かっています。

自発的に血糖値測定器を買うビジネスマンが急増

ここ数年、個人用の血糖値測定器を購入するビジネスマンが増えています。当社エイコンの測定器も大勢のビジネスマンにご注文頂いていますが、測定器があれば食後高血糖も手軽にチェックすることができます。

検査のために平日会社を休んで通院せずに済みます。ちょうど糖尿病の発病率が上がる年代は熾烈な出世レースが勃発する年代。仕事の大事な場面で、どうしても休めない日が何ヶ月も続くこともあるでしょう。

また、しょっちゅう通院することで「病気だから大きな仕事は任せられない」なんてあらぬ噂を流されるリスクもあります。イギリスの糖尿病学会の調査でも6人に1人が「職場で差別を受けている」と回答していることが分かりました。

仕事と検査、治療を両立させるためにも、補助的な手段として自宅用測定器を常備しておくと「買って良かった」と実感する場面が増えるでしょう。

エイコンなら必要なものが全部通販で購入できる

日本の法律ではインターネットで血糖値測定器を購入することができません。アマゾンや楽天でも本体は売っていますが、販売されているのは本体と針、穿刺器のみ。消耗品のセンサーは通信販売が禁じられています。

そのため、センサーのみ高度管理医療機器免許を持つ薬局で購入しなければなりません。免許がある薬局は限られているので探す手間がかかる上、確実に定価販売です。

取り寄せになることも多く、とにかく「面倒臭い&お金がかかる」という印象です。弊社糖尿病お助け隊なら「本体+針+穿刺器+センサー」と必要なものはすべて通販で揃えることができます。しかも、センサー以外は無料で提供しています。

看護師さんじゃなくてもOK!ブドウ糖負荷試験もできる自己測定は本当に簡単

自己測定では病院での検査とは異なり、静脈注射を打つことはしません。指先からほんの少し血液を採取するだけで良いため、看護師さんではなくても簡単にできます。

エイコンの測定器は世界でもトップクラスの精度99%を誇ります。一流の技術があるので、針も極細の30Gを使用し、刺さる深さも11段階で微調整可能。

「刺す時の痛みがない! 」と好評です。センサー代も1枚39円~と業界ナンバー1の安さなので、気軽に何度も測ることができます。ブドウ糖を口にした後に数値を計測する75gOGTT(ブドウ糖負荷試験)に近い検査も自宅で可能です。

血糖値を下げるとダイエットも同時に可能

病院の検査や自己測定で血糖値の異常を見つけたら、まず食生活の改善から着手しましょう。

血糖値対策のための食事制限では、食べる順番を工夫することで無理なくカロリーや脂質を減らす作戦が効果的です。

野菜から先に食べるベジファーストも血糖値の急上昇を抑えるのに有効で、血糖上昇曲線下面積(auc mg/hr/dL)の調査でもご飯の前にサラダやオカズを食べると食後血糖値の上昇が緩やかになることが分かりました。

血糖値をコントロールすることで自然にダイエットもできます。アメリカでは「肥満=自己管理ができない」と判断され雇用に不利になると言われていますが、バッファロー大学とバージニア工科大学の共同研究でも「肥満の労働者ほど仕事の生産性が低下する」という研究結果が出たようです。

見た目の印象のためにも、バリバリ働くための健康な身体作りのためにも、血糖値を良好に保ち糖尿病の発症、進展を予防しましょう。

この記事の監修ドクター
自然療法医 ヴェロニカ・スコッツ先生
アメリカ、カナダ、ブラジルの3カ国で認定された国際免許を取得している自然療法専門医。
スコッツ先生のプロフィール
https://gluco-help.com/media/lose-weight-diabetes27/

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