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若い人の糖尿病が急増中

若い人の糖尿病に関する基礎知識

弊社の商品開発チームの医師監修
Q. 若いのに糖尿病?その理由や対策法は?
A. 若い人で急増している2型糖尿病、日々の生活習慣を見直しながら治療を進める必要があります。

この記事の監修ドクター
自然療法医 ヴェロニカ・スコッツ先生
アメリカ、カナダ、ブラジルの3カ国で認定された国際免許を取得している自然療法専門医。
スコッツ先生のプロフィール
https://gluco-help.com/media/lose-weight-diabetes27/

近年急増している、若い人の糖尿病について

生活習慣病の一つである糖尿病は、今では中高年世代だけが注意すべき病気ではなくなりました。近年、若くして糖尿病を発症する人が急増しており、生活習慣が大きく影響していると言えます。そんな若い人の糖尿病には、以下のような特徴があります。

若い人の間では2型糖尿病が増えている

糖尿病には1型と2型があり、若い人の間で増えているのは2型糖尿病になります。2型糖尿病は生活習慣病として認められており、日々の生活スタイルによって招いてしまう病気の一つです。
近年、若者で肥満体型の人が増え、体重の増加や運動不足などが原因として挙げられます。日々の食事内容や運動量、ストレスなどが影響して、若くても糖尿病を発症している人は増えているのです。肥満を招く様々な食べ物があふれているのも、糖尿病の引き金になっているでしょう。
2型糖尿病はそのまま放置せず、治療を受けることが大切です。しかし、収入の低さや不安定さから治療を受けられず、症状が悪化するというケースも増加しています。今では、糖尿病は中高年世代や高齢者に多い病気とは言い切れなくなっているのです。

糖尿病を発症する若い人が増えている理由とは?

糖尿病を発症する若い人が増えているのには、以下のような原因が挙げられます。便利で豊かになった現代にありがちな悩みとも言えるでしょう。

不規則な生活習慣

20代や30代といった若い人のなかには、不規則な生活習慣を続けている人も多いです。糖尿病の原因となる生活習慣としては様々なものが挙げられますが、こんな生活は糖尿病を招いてしまいます。

  • 深夜に寝て、朝はゆっくり起きる
  • 就寝・起床の時間が不規則
  • パソコンやゲームなどによって運動不足である

このような生活を続けていると、知らないうちに糖尿病を発症してしまう恐れがあります。若い人の多くは深夜に寝たり、休日はお昼頃までゆっくり休んでいたり、といった生活を送っているでしょう。不規則な生活は血糖値の上昇を招くため、糖尿病になりやすくなります。

乱れた食生活

不規則な生活に加え、乱れた食生活も糖尿病に大きく影響します。

  • 朝ごはんを食べなかったり、夕飯の時間が遅くなったりバラバラ
  • コンビニエンスストアや外食、出前などを利用することが多い
  • ファーストフードが好きで、食べる機会が多い
  • 野菜は苦手、肉が好き

好きなものを、好きなタイミングに食べるという生活を続けていると、いつの間にか肥満体型になってしまいます。肥満になることで糖尿病のリスクはぐんと上がるため、血糖値のコントロールをする必要性も出てくるでしょう。
不規則な生活に加え食事面も乱れている若者が多くなっていますが、少しでも早く改善できることを実践して糖尿病を予防していきたいですね。

アルコールやタバコ

若い人のなかには、アルコールやタバコが欠かせないという人も多いでしょう。このアルコールやタバコも、糖尿病を招く一要因となるため注意が必要です。
アルコールは糖質を多く含むものがあり、意外にも高カロリーです。のどごしがよく、つい飲みすぎてしまうこともありますが、その分糖質やカロリーを摂取していることになります。アルコールの摂取量が増えると、食事で摂取したエネルギーが蓄積されやすくなるという特徴もあります。肥満を招くことになるため、アルコールの過剰摂取は危険です。
また、タバコが糖尿病に与える影響も大きいです。タバコを吸うことで、インスリンの分泌などが低下し、ニコチンによって血行不良も起こります。
アルコールやタバコは過剰摂取によって健康を害してしまいます。糖尿病のリスクも高めることになるため、適量を楽しむようにしましょう。

ストレス

現代人は、多くの人がストレスを抱えながら過ごしています。仕事や人間関係において悩みやストレスを抱えていることが多く、溜め込んでしまっているケースも多いでしょう。ストレスによって血糖値が急上昇するということも明らかになっており、ストレスを溜め続けていると糖尿病を悪化させることにもつながります。
血糖値を上げようとして働くホルモンとしては、アドレナリンやコルチゾールが挙げられ、これらのホルモンはインスリンの働きを弱めてしまう作用も持っています。目に見えないストレスは、イライラや疲れを感じたときに早めに対処していきましょう。

若い人の糖尿病、こんな症状に気を付けよう

若い人に増えているという糖尿病、最初のうちは症状に気づかず過ごしていることが多いようです。糖尿病ではどのような症状が現れるのかを知り、自身の身体で異変は起きていないかチェックしてみましょう。

  • 疲れを感じやすい
  • 喉がよく渇く
  • 皮膚や肌の乾燥が気になる
  • トイレの回数が増える
  • 小さな傷が治りにくい
  • 感染症にかかりやすくなった

一般的な2型糖尿病の症状はゆっくりと現れるのが特徴です。そのため、初期症状を自覚する人はほとんどいないと言えます。もし気になる症状があったら、健康診断を受けたり、かかりつけ医に相談してみたりすると良いでしょう。

若い人の糖尿病は治る?治療法は?

近年急増しているという若い人の糖尿病、人生において長く付き合っていく必要が出てきますが、治療法にはどのようなものがあるのでしょうか?また、糖尿病は治るものなのでしょうか?

治るというよりは悪化を防ぐことが大事

糖尿病は、完治が難しい病気です。そのため、一度発症したら、症状を悪化させないように治療や対策を行なう必要があります。今以上に状態が悪化しないよう、日々の生活に気をつけながら過ごすことが大切です。
なぜ糖尿病になってしまったのか、予備軍と言われたのかを、生活習慣から振り返ってみましょう。不規則な生活や乱れた食生活、ストレスなど思い当たる箇所があったら、その部分を改善していくことが重要です。

一般的な糖尿病における治療が用いられる

若い人に増えている糖尿病は2型である場合が多く、その治療法は一般的なものと変わりません。2型糖尿病では、食事療法、運動療法、薬物療法の3つを行っていきます。

・食事療法
食事療法においては、食べる量とスピード、タイミングをきちんと意識しながら、バランスのとれた食生活を続けることが大切です。間食の頻度や内容を見直したり、食事内容を意識したりすることで血糖値の改善を図ります。
食事療法は専門医や管理栄養士などからアドバイスをもらいながら行うと、効率よく続けられるでしょう。

・運動療法
運動をすることで血液中のブドウ糖が筋肉へと流れるため、血糖値の低下が期待できます。インスリンの低下が弱まっている状態を改善することもでき、全身の血行も促進されるというメリットも大きいです。筋力や体力アップにもつながるため、健康的な身体に近づけるでしょう。
運動療法としておすすめなのが、ジョギングやウォーキング、水泳といった有酸素運動です。

・薬物療法
血糖値を正常に戻すための薬物療法では、経口血糖降下薬やインスリン注射を用いて治療を行います。この2種類の薬物療法の中にもいくつか種類があり、糖尿病の状態に応じて適したものを選んでいきます。
薬物療法に関しては、医師の説明をきちんと受け、正しく利用しましょう。

若い人に多いペットボトル症候群に注意しよう

糖尿病は痩せていても要注意とされており、若者の間ではペットボトル症候群にも注意が必要です。清涼飲料水や炭酸ジュースを飲む人が多いですが、これらの飲み物を飲むと一度に多くのブドウ糖を摂取することになります。ブドウ糖がいきなり多く体内に入り込むことで身体は反応し、糖尿病を招くのです。
ペットボトルの飲料水には多くの糖分が含まれていることを確認し、できる限り避けるようにしましょう。

若くして糖尿病を発症しないために気をつけたいこと

若くして糖尿病を発症したら、その後の人生において長く病気と付き合っていくことになります。糖尿病を発症しないために、日頃から予防していきましょう。

アルコールやタバコはほどほどに

アルコールやタバコが、糖尿病に与える影響は大きいです。アルコールは適量であれば糖尿病対策に良いとされていますが、過剰摂取は危険です。一方、タバコには有害物質が数多く含まれており、糖尿病以外の病気を招く恐れもあります。
アルコールの量はほどほどに、タバコは極力控えるようにすると良いでしょう。人付き合いが多い若い世代ですが、自身の健康のために頻度を見直してみましょう。

食事の食べ方や内容にも気を付けよう

外食が多い、コンビニエンスストアのお弁当で済ませることも多い、好きなものを好きなだけ食べているといった生活は、早めに改善していきましょう。また、噛まずに急いで食べるのも、血糖値の上昇を招きます。さらに、野菜を食べず、肉類ばかり食べるのもよくありません。
栄養バランスに注意しながら、食事の食べ方を見直してみましょう。小さなことを意識するだけでも、身体は変わっていきます。規則正しい時間に食べる、量を適量にするといった点に留意していくだけでも、糖尿病の予防につながります。

間食の内容にも要注意

間食にスナック菓子や甘いお菓子を食べることが多い人は、少しずつ内容を改善してみましょう。ナッツ類を食べるようにする、今までよりも量を減らすといった点を意識してみると、糖尿病の予防につながります。
間食で守るべきポイントは、以下になります。

  • 間食は午後3時頃と決めておく
  • スナック菓子を避け、牛乳や果物を食べる
  • 飲み物はお茶か水にする
  • 摂取カロリーは80~120キロカロリーに収める

飲み物はお茶か水を心がけよう

清涼飲料水や炭酸飲料には、多くの糖分が含まれます。角砂糖何個分といった計算がされるほど、多くの糖分を含んでいるため、糖尿病を予防していくためには飲み物にも気をつけましょう。
カロリーや糖分、添加物などの心配なく安心して飲めるのは、やはりお茶か水です。お茶には、麦茶やほうじ茶、緑茶など様々な種類があります。季節ごとに変えて楽しむことができ、アイスだけでなくホットで飲んでも美味しいです。それぞれのお茶には栄養素もたっぷりと含まれているため、日々の水分補給として利用すると良いでしょう。
また、水も、カロリーや糖分を気にすることなく飲めます。ペットボトルで販売されている水は産地がそれぞれ異なり、いろいろな地域の水を飲んで楽しむこともできるでしょう。喉の渇きを潤したいとき、お茶や水はおすすめです。食事にも影響しないため、いつでも水分補給として利用できます。
糖尿病を予防するために清涼飲料水や炭酸飲料は避け、お茶か水に変えてみましょう。

まとめ

糖尿病は若い人で発症するケースが増えており、その背景には現代の生活ならではの特徴があります。若い人で増えている2型糖尿病には、不規則な生活や乱れた食生活、アルコールやタバコ、ストレスなどが影響しています。
糖尿病を予防、改善していくために、小さなことから意識してみましょう。意識を継続することによって、健康な身体を維持できるようになります。便利で食べ物もあふれている時代ですが、糖尿病を予防していくために生活を見直していきましょう。

 

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