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血糖値500mg/dlになるとかなり危険な状態


 

血糖値が200から400~500mg/dlまで上がると

空腹時の血糖値が200mg/dlオーバーだと糖尿病と診断されます。ただ、この程度の血糖値では自覚症状がほとんどなく、放置されることが珍しくありません。

ところが、血糖値400~500mg/dl前後になると症状が現れます。合併症のリスクも高くなってきます。

血糖値が高くても症状は出にくい

糖尿病と診断される血糖値になっても、明確な症状はほとんど感じません。ただし、血糖値が400~500mg/dlまで上昇すると何らかのサインが出てきます。

体が放つサインにいち早く気づき、できるだけ早く受診することが将来の自分の生活を守るために大切です。

空腹時血糖値が200mg/dlを超えても無症状

糖尿病と診断される基準はいくつかあり、一般的には空腹時血糖値や随時血糖値、75gブドウ糖負荷試験2時間値が200mg/dlを超えると糖尿病の疑いが濃厚です。

食後3時間以上経過して血糖値が200mg/dl以上を記録するのは高血糖に該当します。しかし、この段階でも自覚症状は出ないことが大半です。

血糖値300~400mg/dl以上の症状

特徴的な症状:喉が異常に渇く、尿の量が増える、倦怠感、皮膚に出来物ができやすくなる、集中力がなくなる、妙にお腹が空く、特にダイエットをしていないのに体重が減る

血糖値が300~400mg/dlまで上がると、いつもと違う異変が徐々に現れてきます。ただし、この段階の症状は糖尿病ではない普通の人でもよく経験することばかりです。

異変に気づいても「疲れているのかな」、「夏バテかな」と考えがちで、糖尿病であることに気付きません。

血糖値500mg/dl以上の症状

特徴的な症状:吐き気、嘔吐、意識が遠のく、昏睡状態に陥る

血糖値が500mg/dlを突破する段階になると、もはや「なんとなく調子が悪い」と悠長に構えてはいられません。救急車で運ばれるぐらいの危険な状態に陥る可能性もあります。

血糖値が慢性的に高いことを自覚し、高血糖特有の症状が出現したら大至急病院を受診しましょう。急な症状にも対応するため、周りにも普段から血糖値が高いことを伝えておく必要があります。

血糖値500mg/dlは糖尿病の重症レベル

血糖値はある程度高くなっても、はっきりした症状が出にくいところが厄介ですが、血糖値500mg/dlまで高くなると嘔吐、意識を失ってしまうような明確な症状が出現します。

血糖値500mg/dl以上は糖尿病の中でも“重症”レベルです。倒れて病院に運ばれ、合併症を発病していることを指摘されるケースも少なくありません。

血糖値が500mg/dlを突破すると、高確率で入院が指示されます。ここまで血糖値が高くなると全身の倦怠感や強い疲労感が出て、意識をしっかり保つのも難しくなるので、普通の生活するのも難しくなります。

糖尿病になっても初期段階なら食事療法や運動療法で病気の進行を食い止めることが可能で、もう少し病気が進んでも薬でケアすることができます。

ただし、血糖値500mg/dlオーバーになると急いでインスリン注射を打たなければならないことが多く、合併症を発病している可能性もあるため精密検査を受ける必要があります。

血糖値400~500mg/dlの治療方法

糖尿病と診断されても、すぐに薬が処方されるわけではありません。基本的には食事療法や運動療法から始めます。

生活習慣の改善ができず血糖値をコントロールすることができていないと判断されたら、いよいよ飲み薬やインスリン注射で治療しなければなりません。

膵臓からある程度インスリンが分泌されている場合は、経口血糖降下薬を使用します。ほとんど分泌されていない場合、インスリン注射で治療することになります。

血糖値400~500mg/dlレベルの薬物治療

異常な高血糖が続くと、いつ合併症を発病してもおかしくありません。薬で糖尿病の進行を抑え、合併症を予防することが最重要課題になります。

糖尿病の場合、薬で病気そのものが治ることはありません。飲み薬にしても注射にしても、治療の主軸である食事療法と運動療法をさぼってしまうと、薬物治療の効果も半減してしまいます。

血糖値400~500mg/dlの治療はストレスフル

血糖値が高くなるほど患者さんがストレスを感じる場面が多くなる傾向があります。

血糖値が400~500mg/dlになり薬物治療が必要になると、通院回数が増えます。その度に仕事も休まなければなりません。大きなストレスです。

仕事を休む回数が増えると職場での立場も悪くなることもあります。伴って医療費も高くなります。お金のことで頭が痛い、と頭を抱える患者さんも大勢いらっしゃいます。

糖尿病が原因で通院回数が増え、転職や退職を迫られるケースは珍しくありません。糖尿病は、お金や仕事の問題とも直結しています。

飲み薬でも血糖値が下がらなければインスリン注射を打たなければなりません。「注射を打っているところを人に見られたくない」と感じる患者さんも少なくありません。

 

血糖値が高くなるほど医療費も高くなる

血糖値が高くなるほど通院回数や処方される薬の量が増えるため、医療費もその分高額になり、経済的な負担が大きくなります。

糖尿病の医療費平均は年間で約38万円、ひと月3万2,000円ほどかかると言われています。

一般的には健康保険が適用され3割負担で済みますが、毎月1万円以上の医療費は限定された期間ではありません。

糖尿病は寿命が尽きるまでケアしなければならない病気です。長期に出費が続き、増えていく可能性もあります。家計にとっても大ダメージです。

1回の入院で約70万円必要?

血糖値400~500mg/dlというのは相当に高い状態ですので、薬の処方だけでは済まず入院が指示されるレベルです。糖尿病の入院は「検査入院」、「教育入院」、「治療入院」の3パターンあります。

特に大変なのが治療入院です。検査入院や教育入院のように「なんとかお願いして通院で済ます」というわけにはいきません。

切羽詰まった状態で入院するので、いつ退院できるのか分からないケースも多く、職場にも大きな迷惑をかけます。1ヶ月近く入院することになり、そのまま退職することになるケースも。

治療入院でかかる自己負担額の平均は1日あたり約1万9,800円。1ヶ月の入院で70万円前後の費用が飛んでいく可能性も十分にあります。

血糖値が400~500mg/dl以上の合併症

血糖値が400~500mg/dlを超える段階になると、自宅治療だけでは十分にケアすることができないため、入院を指示されてもおかしくありません。

ところが、必要な治療を受けず、血糖値の異常に対して何も手を打たずにいる患者さんも増えています。

人生が激変する糖尿病の3大合併症

糖尿病の合併症の中でも特に怖いのが、いわゆる3大合併症と言われる「糖尿病網膜症」、「糖尿病腎症」、「糖尿病神経障害」です。

どの合併症も発病すると、今まで通り生活することができなくなるほど、自分や家族の人生をがらりと変えてしまいます。

糖尿病は発病してもほとんど症状は出ないことが多く、400~500mg/dlレベルになっても自覚症状がないこともあります。

ある日突然合併症の症状に気づき、気がついた時には手遅れというパターンは珍しくありません。
自分の健康や家族のためにも発病前から定期的に検査を受けることが必要です。

  • 糖尿病網膜症 → 視界がかすむ、ものが二重に見える → 視力低下、飛蚊症 →最終的に失明 ※網膜剥離や緑内障を併発することもあります。
  • 糖尿病腎症 → むくみ、息切れ、満腹感 → 顔色が悪くなる、吐き気、嘔吐、筋肉や骨の痛み、手のしびれ、腹痛、尿が出にくくなる → 最終的には人工透析なしには生きられない身体に
  • 糖尿病性神経障害 → 手足の神経機能が低下し、痛み、冷えやしびれに悩まされる、ED → 痛みを感じなくなる → 最終的に足の壊疽、切断

 

認知症と糖尿病の関係

 

現在、糖尿病患者は全国に950万人がいます。認知症患者は462万人を数えます。糖尿病と認知症には危険な関係性があることが判明しています。

糖尿病になると脳の神経細胞も障害を受け、認知症の発病率が上昇します。先に認知症を発病した場合、糖尿病が悪化しやすくなることが突き止められています。

認知症になると食事療法など日常のケアを行うのも難しくなり、薬の飲み忘れも増え、自力で血糖コントロールを行うことは困難になります。

認知の障害が進むと、自分で病院に行くのも簡単ではありません。持病を忘れ暴飲暴食に走り、一気に高血糖が進むパターンも珍しくありません。

血糖値200mg/dlオーバーでヘモグロビンa1cも高いと歯周病確定?

歯周病も糖尿病と相関関係がある病気です。糖尿病になると歯周病になる確率が2倍高くなり、発病後はどちらの病気もより重症化しやすいことも分かっています。

歯周病をきちんと治療するとヘモグロビンa1cも改善されやすいため、歯医者さんに通ってしっかり治療することが大切です。

糖尿病の食事療法ではよく噛んで食べることも大事なルールの1つ。歯が病気だとよく噛んで食べるのが難しく、正しい食べ方ができなくなります。

 

血糖値が400~500まで上昇する原因

糖尿病は治らない病気です。
しかし、発病してすぐ真面目に治療すれば、良好な血糖値を保つことが可能です。

病院側からも指導されても改善できず、血糖値が400~500mg/dlという入院レベルの高血糖になってしまうのには原因があります。高血糖になってしまう背景を探ってみましょう。

糖尿病の知識がない

血糖値が高くなっても「自分だけは大丈夫」と根拠のない自信があるほど、治療に本気で取り組むことなく、「気づいた時には手遅れ」になるパターンを辿りがちです。

問題がある行動を認識し、普段の生活習慣を改めない限り、血糖値は上がり続けます。

若い時から肥満体型

20歳以上40歳以下で2型糖尿病を発病する場合、中年になる前から太っている確率が高いことが分かりました。

中高年で発病する場合必ずしも肥満とは限りませんが、若年齢の患者さんは男女とも70%以上の割合でBMI30を突破しています。

肥満で糖尿病だと合併症の発病も早く、腎症や網膜症を併発している割合も15~20%というデータが報告されています。

忙しくて通院できない

糖尿病になりやすいのは、一家の稼ぎ頭である中高年世代のお父さんです。定期健診で高血糖が見つかっても、仕事が多忙で検査後の通院が難しいケースが多いのが現実です。

血糖値が500mg/dlを超え、ふらふらになりながら「とにかく仕事を休めない」と嘆く患者さんも。受診する曜日が毎回違うと、主治医にじっくり診てもらう機会が失われます。

非正規雇用だと血糖値も上昇しやすい

非正規雇用で働く弱年齢層の糖尿病患者さんも増えています。有給が貰える正規雇用とは異なり、日払いの非正規雇用は1日休んだらその分お給料がもらえません。

また度々休むことで職を失う確率も高く、仕事を守るために通院することができず、益々病気が進行する悪循環に陥るようです。

未婚もしくは離婚後のひとり暮らし

「既婚者=健康」とは限りませんが、40歳以下の糖尿病患者さんを対象にした調査では、未婚もしくは離婚後ひとり暮らしをしている方ほど合併症が多くなる傾向が分かりました。

 

特に男性はひとりで暮らしているとうまく自炊ができず、おつまみだけで毎日晩酌して寝入ってしまう生活パターンになることも多いようです。

医療費が高くて治療できない

血糖値が上昇するほど合併症リスクも高くなるため、通院回数も多くなり処方される薬も増えます。3割負担でも毎月出費が続くのは大きな負担になります。糖尿病治療を自己判断でストップする方もいます。

注射治療が始まると薬の種類や量をチェックし、低血糖を予防するためにも血糖値の自己測定が行う必要が出てきます。測定器本体は病院から貸し出ししてもらえますが、病院貸与のメーカーは消耗品のセンサー代が高いのがネックです。

保険が適用される回数は決まっているので、「センサー代が高くて自己測定の回数を減らしている」患者さんのケースもあります。

血糖値400~500mg/dlから引き返すために

 

インスリンの働きをサポートするマグネシウムや亜鉛、抗酸化成分など、血糖コントロールのための栄養を凝縮。
臨床実験によって信頼性が認められた3つの特許成分も配合されています。

血糖値が500mg/dlを超える段階になっても、真剣に治療に取り組み日々の努力を怠らなければ糖尿病の進行を食い止め、合併症を予防することはできます。

そのために今できることは何か、毎日の血糖コントロールに役立つ解決策を考えてみましょう。

病院の治療はきちんと受ける

病院の定期検査、治療をさぼると病気は一気に悪くなります。一度さぼってしまうとズルズルとそのまま通院しなくなるパターンが多くなります。とにかく定期的に病院に通い、主治医と繋がっておくことが大切です。

仕事で多忙なら、担当医に相談して通院ペースを考えて貰いましょう。職場近くの病院を紹介してもらうなど解決策があるはずです。一旦注射治療が始まっても、血糖値が安定すれば飲み薬に切り替えて貰える可能性もあります。

飲み薬の段階から自己測定を始める

糖尿病になると月に1回以上は通院することになります。血糖値はデリケートに変動するため、毎日測定してリアルな動きを追いかけることが重要です。

注射治療が始まってから自己測定を行うケースが一般的ですが、経口治療薬の段階で自己測定を始めることがポイントです。予備軍と指摘された時から血糖値の自己測定を開始し、糖尿病を食い止めることは充分に可能です。

厳密な血糖コントロールに自己測定は欠かせないと認識して下さい。自分の正確な血糖値の情報がないと、日々の食事制限の判断材料もなくなりアバウトになってしまいます。

消耗品が安い測定器を使う

自己測定に使う測定器のメーカーは厳選しましょう。後々月々の消耗品代に泣かされないよう、センサー代が安いメーカーを選ぶことも重要な課題の1つ。血糖値が高くなるほど経済的な問題も浮上してきます。

当社エイコンの測定器は本体や穿刺器など最初に必要なアイテムも初回に無料プレゼント、センサー代も1枚39円~と業界最安値の座をキープしています。センサー代が高い病院貸与の測定器と併用すれば、毎月の医療費を節約することができます。

 

この記事の監修ドクター
自然療法医 ヴェロニカ・スコッツ先生
アメリカ、カナダ、ブラジルの3カ国で認定された国際免許を取得している自然療法専門医。
スコッツ先生のプロフィール
https://gluco-help.com/media/lose-weight-diabetes27/

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